通年
9:00~15:00
堺市中区各所
堺登美丘ライオンズクラブ

通年事業「子供たちが米作りを通して学ぶ食育」
私たち堺登美丘ライオンズクラブは、結成60周年を記念する事業として、通年事業「子供たちが米作りを通して学ぶ食育」に取り組んでおります。春の田植えにはじまり、アイガモの放鳥、夏の生育観察、かかし作り、そして秋の稲刈りまで。一年を通して同じ田んぼに通っていただくことで、子どもたちに「お米ができるまで」を自分の目で確かめてもらう活動です。
アイガモ農法を、実際に見て学ぶ

本事業で採用しているのはアイガモ農法です。田んぼにアイガモを放すと、雑草や害虫を食べてくれるうえ、水の中を泳ぎ回ることで土をかき混ぜ、稲が育ちやすい環境をつくってくれます。農薬に頼りすぎない昔ながらの知恵であり、「生きものと一緒にお米を育てる」ことを体感していただける方法でもあります。
放鳥の日は、園児から小学生、保護者の皆様まで大勢の方に畦道までお集まりいただきました。説明のあと、ケージから出てきたアイガモが水面に飛び出していくと、あちこちから歓声が上がります。カラフルな帽子がずらりと並んだこの光景は、本事業を象徴する一場面となりました。
夏の田んぼと、手作りのかかし
夏になると、田んぼは見違えるほど青々と茂ります。その真ん中に立つのは、子どもたちが自分たちで作ったかかしたち。服を着せて、顔を描いて、名前をつけて——ひとつとして同じものはありません。「自分のかかしが田んぼを守ってくれている」という実感が、稲への愛着につながっていくものと考えております。
田んぼの脇には、結成60周年記念事業としてアイガモ農法を紹介する看板も設置いたしました。日本語と英語を併記し、通りかかった方にも取り組みが伝わるようにしております。
食育は「知る」ことから
ふだん当たり前に食べているごはんの一粒一粒に、どれだけの手間と時間、そして生きものの力が関わっているのか。泥の感触、アイガモの体温、夏の日差し、実った稲の重み——五感で覚えた経験は、教科書だけでは得られない学びになります。
「食べものを大切にする」という言葉は、こうした体験の積み重ねの先にこそ根づくのだと、活動を通してあらためて実感しております。
地域の皆様とともに

田んぼの日々の管理は、当クラブのメンバーが交代で担っております。水の入れ具合を見て回り、アイガモの世話をし、草を刈る。イベントの日だけでは決して育たないのが稲であり、行事と行事のあいだの地道な作業こそが、この事業を支えています。
そして本事業は、当クラブだけで成り立つものでもありません。田んぼを提供してくださる方、農法についてご指導いただいている方、当日の安全を見守る保護者の皆様、そしてご協力いただいている地域の企業・団体の皆様のお力添えがあって、はじめて一年の活動がつながります。この場をお借りして、あらためて御礼申し上げます。
行事の締めくくりには、参加者の皆様と記念撮影。世代を超えた大勢の笑顔が並ぶこの一枚が、地域で子どもを育てるということそのものを表しているように思います。
秋の収穫、そして新米を味わうその日まで、結成60周年の節目にふさわしい一年となるよう、皆様とともに見守ってまいります。

※写真はプライバシー保護のため一部加工しています。
記事:地区MC委員会(菊川真)
配信:地区MC委員会
