白球を追える日常を、もう一度

― 能登の子どもたちへ届けた笑顔と夢 ―

開催日

2026年8月9日(日)、10日

開催時間

9:30~16:00

会場

京セラドーム/八尾市立山本球場

主催

大阪JOINUSライオンズクラブ

「第3回 被災地の野球少年・少女を京セラドームにご招待&阪神タイガースOBによる本気の野球教室」

「プロと一緒に野球ができて、本当に楽しかった!」
「投げ方を教えてもらって、すごく参考になりました」
「プロを見て……ゴツい!と思いました!」憧れの選手たちを目の前にして、子どもたちから次々とこぼれる笑顔。

2026年8月9日(日)・10日(月)、大阪JOINUSライオンズクラブは、能登半島地震で被災した学童野球の子どもたち50名を大阪へ招待し、
「第3回 被災地の野球少年・少女を京セラドームにご招待&阪神タイガースOBによる本気の野球教室」を開催しました。

大阪JOINUSライオンズクラブが、2024年度から継続している被災地支援事業です。

野球ができる。それは決して当たり前ではなかった

2024年1月1日に発生した能登半島地震。
当時、穴水小学校のグラウンドには自衛隊が駐屯し、子どもたちは野球をすることができませんでした。
崩れた山、被害を受けた水道管――。

それまで当たり前だった日常が、一瞬にして変わりました。
野球をしたくても、できない。
仲間と集まりたくても、いつもの場所が使えない。

当時、チームの子どもたちはわずか6人ほどだったそうです。
しかし、少しずつ復旧が進み、ようやくグラウンドで練習ができるようになりました。
そして今では仲間も20人ほどに増え、再び試合ができるまでになったといいます。

子どもたちが仲間と白球を追いかける。
そんな何気ない光景も、震災を経験した子どもたちにとっては、取り戻した大切な「日常」のひとつなのかもしれません。

憧れのプロ野球を、その目で

8月9日、子どもたちは京セラドーム大阪へ。

「阪神タイガース対中日ドラゴンズ」のプロ野球公式戦を観戦しました。
目の前で繰り広げられるプロの迫力あるプレーに、子どもたちは大興奮。
球場いっぱいに響く歓声の中、子どもたちの表情にも笑顔が広がりました。

そして翌10日は、八尾市立山本球場で阪神タイガースOBによる「本気の野球教室」。

阪神OBの西田直斗氏、一二三慎太氏、松田遼馬氏が参加し、キャッチボールやノック、打撃練習などを通して、子どもたち一人ひとりに直接指導しました。
憧れの元プロ野球選手の言葉を聞く子どもたちの眼差しは真剣そのもの。
白球を追う姿は、生き生きと輝いていました。

「プロと会えてよかった」

野球教室を終えた子どもたちからは、たくさんの声が聞かれました。
「楽しかった!」
「プロと会えて、サインをもらえてよかった」
「プロと一緒に野球ができてよかったです」
「投げ方を教えてもらって参考になりました」

そして、

「大変貴重な体験をさせていただき、いい夏の思い出になりました」
という保護者の方の感謝のお言葉や
「違うチームの子と寝泊りをし参加して、新しい親友ができたようで、それも嬉しいこと」
という引率の監督のお言葉もありました。

ほんの数年前、いつものグラウンドで野球をすることさえできなかった子どもたちが、今、大阪のグラウンドで憧れの選手と一緒にボールを追いかけている。

その姿には、復興へ向かって一歩ずつ前へ進む子どもたちの力強さがありました。

支援とは、「笑顔になれる時間」を届けること

そして、「また野球を頑張りたい」と未来を思える経験を届けることも、私たちにできる大切な奉仕のひとつです。
大阪JOINUSライオンズクラブは、この事業を3年間続けてきました。

被災地支援というと、物資や義援金などを思い浮かべることが多いかもしれません。
もちろん、それらはとても大切な支援です。

けれど、子どもたちに夢中になれる時間を届けること。
憧れの人に出会うこと。
仲間と一緒に笑い、「楽しかった!」と言える一日をつくること。

一度きりではなく、寄り添い続ける。
震災の記憶がニュースから少しずつ遠ざかっていっても、被災地で暮らす人たちの日常が続いていることを忘れない。
そこにも、ライオンズクラブの「We Serve」の精神があります。

大阪JOINUSライオンズクラブでは、今回の企画を今後もクラブのメイン事業として継続していく予定です。
野球が大好きな子どもたちが、これからも仲間と一緒に思いきり白球を追いかけられるように。
そしていつの日か、今回参加した子どもたちの中から、今度は誰かに夢や勇気を届ける人が生まれるかもしれません。

誰かを想って差し伸べた手が、その人の未来をつくり、いつかまた次の誰かへとつながっていく。
ライオンズクラブの奉仕とは、そんな 「希望の連鎖」 をつくる活動なのかもしれません。

能登の子どもたちにとって、この大阪で過ごした2日間が、いつまでも心に残る夏の思い出となり、これからの夢へ向かう力となることを願っています。

記事:地区MC委員会
配信:地区MC委員会